ノズルリペア&クリーナーとは

半自動アーク溶接(炭酸ガスアーク溶接)は、経済性に優れますがスパッタ発生量が多く、溶接ノズルに付着したスパッタは炭酸ガスの流れを部分的に遮断するため噴出状態が悪化します。

そのため溶接ノズルを叩いたり、溶接ノズルの内部をヤスリ等で削ったりしてスパッタを落としていましたが、きれいにスパッタが取れなかったり、先端部の変形などでノズルが使用できなくなり交換ということが多いと思われます。

当社の社長であり、ノズルリペア&クリーナーの考案者である佐々木博康は、長年にわたって溶接を生業としてきましたが、このスパッタに悩まされてきた一人です。

スパッタが付着した半自動アーク溶接ノズル

毎日の作業の中で、佐々木社長は思いました。

「スパッタが簡単に取れれば、作業もはかどるのになぁ」

「ノズルの中のスパッタが簡単に取れたらノズル交換も減るのになぁ」

こういった想いで、日々創意工夫を重ねてできたのが、ノズルリペア&クリーナーでした。
溶接ノズル清掃やスパッタ除去の工具はいろいろありますが、手間をかけずにとれるものはありませんでした。

当初はノズル内部に付着したスパッタを削り落とすため、ノズル内径より少しだけ小さなものを使用しておりましたが、サイズが微妙に合わないためにスパッタがきれいに取れなかったり、また逆にノズルに入らなかったりということがありました。何度も試作を繰り返し、やっときれいにスパッタが取れるサイズが見つかりました。

そうして溶接ノズルクリーナー部分は完成したのですが、今度は変形した溶接ノズルに入っていかないという事態が発生しました。

熱で変形した溶接ノズル先端は容易に元のきれいな円状にはなりません。いろいろ考え試した結果、円錐状の工具で内側から広げることでほぼ元の形になることがわかりました。

溶接ノズルの変形を修正→溶接ノズルの清掃・スパッタの除去という一連の作業を一つの工具にまとめることで、手軽に使えるものができました。

溶接 スパッタ ノズル 除去 工具 溶接 スパッタ ノズル 除去 工具

通常の使用頻度であれば、これ一つでかなりの溶接ノズルのスパッタ除去ができます。現在までの継続試験では、約10000回の使用でも除去部が欠けたり変形したりの問題は発生しておりません。

オイルなどの潤滑剤は使用しませんし、スパッタ付着防止剤などとの併用も問題ないと思われます。

商品構成としては、一番多く使用されている『内径が16mmのノズル』に合わせたものをご用意しました。ご要望に応じて内径のサイズを調整したものが制作できますので、お気軽にお問い合わせください。
リペア用ヘッド部の外周が円状のものと、外周を六角に加工して転がらないようにしたものの2種類です。

溶接 スパッタ ノズル 除去 工具 溶接 スパッタ ノズル 除去 工具

どちらのタイプも工具接続ワイヤ用の穴を設けてありますので、工具接続ワイヤに繋いで落下や紛失を防ぐことが可能です。